㈱APキュアの中医薬膳スクール AP Traditional Herbal Medicine School

薬膳とは

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<薬膳とは>
■薬膳学とは
薬膳学とは、中医学理論に基づいて弁証施膳するもので、”薬食同源・医食同理”の原則に基づき中医営養学と料理学を運用し、様々な食物と中薬を正確に組み合わせることでその効用を発揮させ、疾病を予防、治療、または健康回復、強身益寿を目的とするものである。
薬膳学は、栄養提供の”食”と治療作用の”薬”を含み、薬と食の結合した特殊食であるため、中医薬学理論を基にしている。

■薬膳と食養
歴代の食療法は、『薬膳』『食養』『食治』『食療』という名称で記載されてきた。『薬膳』の名称は《後漢書 烈女伝》に最も多くみられる。
『薬膳』は中薬成分を含み、防病作用のある特殊な膳食であり、必ず食療の効能を持つ。

(以上テキストより抜粋)

少し難しく書いてありますが、基本的には「中国伝統医学に則って各食材(または中薬)を適宜組み合わせ、食事として頂く」ということになります。食材には効能(現代栄養学がいう三大栄養素やミネラル、ビタミン等とは違った観点からみる)があると考え、それを中国伝統医学の考え方により組み合わせを考え、食べる人の体質や状態に合わせて作られたオーダーメードの食事です。
それゆえ「旬のものを食べればよい」「あったかいものを食べれば冷え性が治る」といった類のものではなく、食べる人の体質に合わせて作られた独特のものであります。
まず食材には「五性」と言われる性質があり、「温性」「熱性」「寒性」「涼性」「平性」に分けられます。食べることにより身体を温める力を備えた食物(温熱性食物:たとえば山椒、にんにく、マッシュルーム等)と、食べることにより身体を冷やす力を備えた食物(寒涼性食物:たとえばホウレンソウ、セロリ、茄子、トマト等)があることを知らなければなりません。
また食物には必ず味がありますが、この「食べた時の味だけ」で分類はしません。
もともと中国古典医学には中薬の持つ甘・辛・酸・苦・咸(塩辛いの意)の「五味(食味)」が五臓(中医学でいう体の働きを5つに分類したもの)の働きとつながっているという法則があり、薬同様、食物にもこの五味理論が踏襲されています。五味理論でいう「甘」の意味は味の甘さの意味以外にも、栄養成分を吸収させやすい環境を作り出す働きがあるとか、痙攣や麻痺を緩和する働きがある等の働きも含むため実際の味が甘くなくても「甘」カテゴリーに入っているものは多くあります。
このように薬膳は「五性」や「五味」その他様々な食材の性質を利用して組み合わせていきます。また身体の見方も中国伝統医学を基盤としてみていきます。
当校では薬膳の施膳これら中医学理論の基礎を学ぶことに重点をおいて学習を進めていきます。薬膳の考え方は食材の性質、人体の見方などがまったく現代医学とは異なります。「中医学的に良い状態」とされるのは「中庸=つまりバランス」が大切だと説いているのです。
日本人にとってあまり身近ではない考え方ですが、これを取り入れることによって皆様の生活の質が向上することを願っております。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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